
ソウルに住んでいた頃、友達のお子樣が
インターナショナルスクールに通っていました。
そのお子様は、当時小学校3年生だったのですが、
宿題の内容を聞いて驚きました。
宿題は、『空き箱を使って、自分の家を作る』
その課題には、1つだけ条件がありました。
家の中に、人を入れるという事なのですが、
「ストローマン」はダメ。
ストローマンって何?
私は、ストローマンの意味が分かりませんでした。
ストローマンの意味を尋ねると、どうやら、かかしではダメという事。
頭、手、胴体、足など、パーツの細かい部分も製作する感じでしょうか。
これは、楽しい宿題だなと思いました。
その宿題の提出期限は、1週間後。
その期間にも驚きました。
宿題とは、翌日に提出するものだと思っていたからです。
1週間後に、出来上がった作品を見せてもらうと・・
そこには、自由に表現された家がありました。
箱を仕切りで区切って、キッチン、リビング、自分の部屋を作り、
机や、イス、テーブル、戸棚など、
細かい小物も手作りで製作されていました。
手先が器用になる上に、自分が将来、設計士になる可能性も、
家具作りに携わる可能性も・・色々な可能性が広がりますね。
自分で考えて、想像を形にする事、とても大切な学びがあると
感じた出来事でした。