
解説します。
2人の小学生の本日の様子です。
写真の児童たちは、当校に1年半近くの長期にわたってアフタースクールに通い続けてくれています。
ここのところの成長ぶりに強く感心しているそんな折、とても良いエピソードがあったので紹介します。
テストを見せてくれている児童は、”95点だ、どうだ”ではなく、
『95点だった。悔しい・・』
という感想を呟きました。
その裏にあるのは、”100点を獲りたい”という強い想いです。
これまでは・・正直そこまでこだわっていなかったよね。
でも、最近の学習への取り組みは非常に非常に落ち着いており、それゆえ理解も十分のため、その気持ちの変化に驚くことはありません。

またもう一人の児童は、音読をしています。
算数の計算にはずいぶん自信が出てきていますが、文章題になると本来の力が発揮できないという現状。
国語力、もっというと読解力に課題があると見たため、本の音読を提案しました。
音読・・本人に苦手な領域である自覚があるので、最初はその提案に対して後ろ向きでした。
ところが先週から、そして今日は自分から『読みます』と。
学年も実態も違う2人ですが、2人に共通することがあります。
それは”向上心”です。
”向上心”≒”プライド”
と考えることができるかもしれません。
では、なぜ”向上心””プライド”が芽生えているのか?
それは”これまでの小さな成功体験の積み重ね”であり”ブレない継続的な努力”です。
子どもは本来、成長意欲があるものです。
プライドがあるものです。
ところが、どこかの段階で自信を失うことにより、それをそのままにしておくことにより、やる気を失い、勉強の苦手を克服しようとチャレンジをするのではなく、あきらめて逃げてしまう・・そして勉強が嫌いに。
そうなる前に気付いてあげること、そして手を打っていくことが理想です。
理想ではあるけれど、それがなかなか難しい。
でも、早い方が良いです。
学習は毎日行われ、学ぶ内容はその分増えていくからです。
取り返すのに時間がかかるということです。
勉強との向き合い方は前向きな方が幸せだと思うのです。
なぜなら人は一生勉強していくものですから。
ゴールはずっとずっと先にあります。
お預かりしたお子さんたちには、それぞれが思い描く幸せな人生を送っていってほしいと強く願います。
一人で頑張れなんて言わない。
一緒に頑張ろう!!