
みなさん、こんにちは。
のりそらです。

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、特別な支援が必要な子に対する指導についてお話をさせていただきます。
目次
本日の内容:【教えて、のりそら先生】「通級指導」利用者10年で2.5倍

題して『【教えて、のりそら先生】「通級指導」利用者10年で2.5倍』といった内容でお届けします。
「通級指導」、公立小中学校などの通常学級に在籍する発達障害等をもつ子どもたちが週に1、2回、クラスを離れて個別にコミュニケーション方法などを学ぶ指導の形態を言います。
利用者は10年で2.5倍に増えていますが、学校側の受け入れ体制は十分整っていないのが現状のようです。
今回このお話を聞くことで、特別な支援が必要な子に対する指導について考える事ができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
『通級指導』文科省の考え

文部科学省は、子どもが自分の学校で通級指導を受けられるよう、担当教員がいない学校には他校から教員が巡回してくる方式の導入を促す方針です。
通級指導は、児童生徒が通う学校に担当教員がいるか、担当教員が他校から巡回してくる場合は自校で受けることが可能です。
一方で、担当教員がいる拠点校に子どもが出向く「他校通級」となるケースも多く、子どもや、送り迎えする保護者の負担となっているのが現状です。
このため、同省は全国の教育委員会に対し、自校で通級を受けられる体制を拡充するよう呼び掛けており、6月14日に具体策を議論する有識者検討会を新たに発足させます。
検討会は年度末までに提言をまとめる見通しです。
将来的には、指導を担当する教員を確保するための人件費を増額したり、巡回に必要な交通費を支給したりすることも視野に、支援の在り方を検討すると言います。
通級指導の歴史

1993年度に始まった通級指導は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)や自閉症を抱える子どもを受け入れるようになり急増しました。
一方、教員の確保は難しく、巡回方式も全体の6%にすぎません。
同省が2011年度に実施した抽出調査では、学校が「学習面や行動面の支援が必要」と判断した子どものうち、8割超が通級指導を受けていなかったという結果が明らかになっています。
ある中山間地の県は、他校通級について「学校間の距離が遠く、保護者の送迎負担が重いため、なかなか気軽に受けてもらえないのが現状だ」と打ち明けているそうです。
文科省幹部は、
「教員不足もあり、指導を受ける子どもの数は自治体によって大きな差がある」
と指摘しています。
個別最適化した学びを

発達障害、近年では当たり前のように話題にあがりますが、一昔前までは一般化されていない言葉でした。
よく言うのは、ある母数に対して数%は発達障害の子どもたちが存在しているということです。
一昔前までは、『勉強ができない子』『ちょっと変わった子』といった程度に考えられ、特別な支援を受けることはありませんでした。
現在では、そういった特徴を持つ子どもたちにも目は向けられています。
そして、学習の定着や生活の安定には、特別な支援が必要ということも認識されています。
課題は、それらを実行に移す場がないということです。
私が勤務してきた学校における通級指導は、特別支援学級の担当教員とそれをサポートする支援員の方がその役割を担っていました。
しかし、特別支援学級には特別支援学級に在籍している子がいて、本来その子たちに向けられるエネルギーが通級指導の子どもたちに向けられる訳で、あまり良い傾向とは言えません。
学校で人を雇う際に発生する人件費は、世間のそれに比べ多額になっています。
民間レベルで考えたらもっと支出を抑えられるはずだし、民間の教育機関と手を組めば、そもそもの事業があるため、契約の縛りもそれほど考える必要はありません。
学校は何につけてもお金をかけ過ぎています。
そして、スピード感が遅いです。
もっと柔軟な発想をすれば、『通級指導』が必要な子に、その子に合った学びの機会を提供できると考えます。
みなさんは、どのようにお考えになりますか?
じっくり説明させていただきます。
まとめ

さて、今回は、「【教えて、のりそら先生】「通級指導」利用者10年で2.5倍」というお話をさせていただきました。
これまで光が当たらなかった所にもしっかりと目がいっていること自体は評価すべきことです。
あとはどのようにして指導者を確保するか、在籍学級の授業との兼ね合いなどをきちんと考えていく必要がありそうです。
柔軟に発想していけば実現可能と考えます。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!