【教えて、のりそら先生】「日本一心温まる学校」不登校特例校・西濃学園高

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、不登校特例校についてお話をさせていただきます。

目次

  1. 本日の内容: 【教えて、のりそら先生】「日本一心温まる学校」不登校特例校・西濃学園高
  2. 「不登校特例校」とは何なのか?
  3. 「西濃学園高校」とは?
  4. 「不登校特例校」の全日制普通科高校開校の経緯、想い
  5. 宿泊型のフリースクール「坂内新生塾」を開設
  6. 西濃学園高校の特色、学校が目指す将来像は?
  7. これまでのやり方を疑う
  8. まとめ

本日の内容: 【教えて、のりそら先生】「日本一心温まる学校」不登校特例校・西濃学園高

題して『【教えて、のりそら先生】「日本一心温まる学校」不登校特例校・西濃学園高』といった内容でお届けします。

みなさん、「不登校特例校」というものをご存知ですか?

今春、岐阜県に「西濃学園高校」という「不登校特例校」が開校しました。

「不登校特例校」とは何なのか?

「西濃学園高校」はどんな学校なのか?

一緒に見ていきましょう。

今回このお話を聞くことで、不登校特例校について考えを深めることができます。

お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。

「不登校特例校」とは何なのか?

「不登校特例校」とは、学習指導要領にとらわれず、不登校生の実態に配慮した特別な教育課程をもつ学校を言います。

正式名は「不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校」で、文部科学大臣が指定する。

要するに文科大臣が認可した不登校児童生徒を対象とする学校ということです。

「西濃学園高校」とは?

岐阜県揖斐川町西津汲に今春、中部では初という「不登校特例校」の全日制普通科高校「西濃学園高校」が開校しました。

運営する学校法人「西濃学園」の学園長は、同町で約20年、西濃学園中学校などで不登校の子どもたちを支援してきたそうです。

ここからは、岐阜新聞(https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/66170)による学園長へのインタビューから「西濃学園高校」について深堀っていきたいと思います。

「不登校特例校」の全日制普通科高校開校の経緯、想い

「中学校には、学年の途中で転校してくる生徒が多い。やがて元気になって別の全日制高校に進学すると、再び不登校になるケースがあった。高校の3年間を通して生徒の心を整理していく必要を感じていたし、以前から全日制高校の教育課程で教師と教材を通した生徒の人間形成をしたいという思いがあった」

「以前は愛知県の私立高校に約30年勤務していた。30代で生徒指導を担当した時に『学校に行きたくても行けない』生徒と出会った。情熱を持って向き合えばなんとかなる、と生徒と一緒に登校するなどしたが、拒絶されてしまった。当時、不登校は登校拒否と呼ばれた。『心が弱いから、強くすればいい』という見方があったが、向き合う中で、そんな単純な話ではないと考え、勉強を始めた」

宿泊型のフリースクール「坂内新生塾」を開設

「教員として不登校の生徒と関わるうちに、人間同士の信頼関係を構築することが立ち直りに大事なのではと考えた。同時期に、不登校の子どもたちと合宿を通して立ち直りを支援する取り組みに参加して、この方式を取り入れた学校を作りたいという思いが生まれた。その後、要望を受けて不登校の子どもを支援するボランティア団体を大垣市で立ち上げたことが縁となってフリースクールの開設につながった」

西濃学園高校の特色、学校が目指す将来像は?

「臨床心理士を配置し、深く生徒に寄り添う。基本となる寮生活では、同級生や時に教員と食事や風呂をともにしながら幅の広い人間関係を築いてもらい、社会を乗り越える力を身につけさせたい。地域とのつながりは人間関係を構築していく上での原点。この地域ならではの共同体を生かし、文化祭などの行事を地域住民と一緒に行う。心を育むきっかけとして北アルプスへの夏山登山や劇団四季の観劇といった本物に触れる機会も用意している。『日本一心温まる学校』を目指す。生徒には一人で飯が食えるような社会で自立した人間になってほしい。」

このように語っています。

これまでのやり方を疑う

この理事長先生のご経験から来る考えに激しく同意できる部分があります。

それは、

”情熱を持って向き合えばなんとかなる、と生徒と一緒に登校するなどしたが、拒絶されてしまった。当時、不登校は登校拒否と呼ばれた。『心が弱いから、強くすればいい』という見方があったが、向き合う中で、そんな単純な話ではないと考え、勉強を始めた”

という部分です。

私は教員時代、いわゆる不登校のお子さんを毎年担任させてもらっていましたが、私の頭はとにかく学校に来させること、これでいっぱいでした。

それこそが、その子のためだと信じていました。

それゆえ、朝迎えに行くことはもちろん、授業の合間に迎えに行き、拒絶され、自宅の屋根の上に登るという形で拒絶されたこともあります。

さらには、異動先で学校の教員の中で教頭以外の誰もが顔を見たことがないという生徒を担任したこともありました。

この時は強い危機感を覚えて、この生徒が市が運営する教育相談所に時々顔を出すということを耳にして、もし次来たら連絡してもらうように頼みました。

そして、時が来ました。

クラスの生徒にオブラートに包んだ形で事情を説明し、授業を自習に切り替えてその場に向かいました。

顔を見ることはできましたが、すぐさま逃げられてしまいました。

この時の切なさといったら何とも言えないものがありました。

こちらはただただあなた一人を心配して来ているのに・・。

思い出話が長くなってしまいました。

そう、これまでのこういったやり方で何とかなるものではないし、もっと別のアプローチ法を考えなければならないと考えました。

そして、NEXTAGE SCHOOLというオルタナティブスクールを創りました。

これまでのやり方とは違う形でのいわゆる不登校の児童生徒を支援できる場です。

まとめ

さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】「日本一心温まる学校」不登校特例校・西濃学園高』というお話をさせていただきました。

不登校特例校・西濃学園高校、新たな学校が誕生しました。

理事長が最後に話しておられましたが、学校の大きな役割は、

”生徒が一人で飯が食えるような社会で自立した人間にする”

ことです。

どのようなアプローチを続けて、その目標を達成されていくか?

今後の様子も注目です!!

私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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