遠回りも時に必要

ある生徒がお母さんとともに当校を訪ねてくれました。

お母さんが言うには、お子さんが勉強に対して意識が低く、自分から勉強することはおろか、テスト前になっても課題を写して終わり。

このような様子なので、テストの成績は全く振るわない状況とのこと。

親が何を言っても反抗するばかりで糠に釘状態。本当に手をこまねいているといった状況でした。

勉強していないから、結果が伴わないという至極当然の状況でした。

体験を通して、お子さんがここでの学び自体に対する興味や勉強のしやすさを感じてくれた様子でした。

お母さんは、週に2回以上は通ってほしいと考えていましたが、本人はまずは週1回から始めたいということで、

週に1回の通学をスタートさせました。

初回の授業日を迎えました。数学の乗法公式を一緒に勉強しました。

学校ですでに教わっているはずですが、解き方がわからない部分が多々あり、手取り足取り指導させていただきました。

週に1回なので次は翌週。

その翌週に彼に変化が訪れていました。言われてもギリギリまでやらない課題がずいぶん進んでいることに気付きました。

そして、先週に勉強した数学の内容については、スラスラと解けるようになっています。

どういうこと?

私の頭の中は一時混乱に陥りました。

この生徒に聞くと、『家で勉強しました』と。

え!?

全く勉強しない状態だったんじゃなかったの?と思いつつ、そこは心に留めておきました。

そして、その姿勢を大いに褒めました。

”自分の意志で変わる”

このことがいかに大切かを深く考えさせられるエピソードでした。

2回目の授業を終えた後、お母さんからすぐに電話をいただき、

『本人がもう1日通いたいと言っているのですが、大丈夫でしょうか?』

少し遠回りをしましたが、結果的にお母さんが当初望んでいた形となりました。

遠回り、できれば最短距離で行きたいですよね。

私なんて超がつくほどせっかちなので、なおさらです。

しかし、最近は少し変わりました。

”前向きな待つ”ができるようになってきました。

”急がば回れ”という言葉もあります。

いつもそうした方が良いかはわかりませんが、状況に応じてとても有効性のあるものだと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA